ケース1:近所で見かける野良猫をなんとかしてあげたい

chiikineko
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飼い主不明の猫(野良猫)が近所に居る。ご近所でも少し問題になりつつある。どこで寝ているのか、 どこで ご飯を食べているのかもわからないけれど 何とかしてあげたい。、何から始めたらいいのかな?という時に。

 

①まずは情報収集!

エサ場がどこか、世話をしている人(餌やりさん)は居ないか、被害を受けている人は居ないか、歩いてご近所をリサーチすることがはじめの一歩です。餌やりさんの協力なしでは、活動を続けていくことは困難です。

餌やりさんがわかったら、「これ以上増えるとご近所でも問題になるし、野良猫が不憫でならない。野良猫をこれ以上増やさないよう手術への協力をしたい。地域の皆さんに了解をもらってこの猫たちを地域猫にしていきたい」という主旨をしっかりと伝え、餌やりさんからも、「今何匹居るのか、手術が終わっている猫は居るのか」などの情報を収集してください。
 
(餌やりや未手術を咎めるような言い方をすると、餌やりさんからの協力が得難くなりますので注意。餌やりさんに協力してもらってこその地域ねこ活動です)

 

 ②データーの作成・写真撮影

餌やりさんからの聞き取りをもとに猫管理データを作成しましょう。愛称、毛色特徴、雌雄、年齢、手術が済んでるか否かを表にしておきます。

写真は後で必ず役立ちますので、必ず保存してください。写真撮影は必須です。飼い猫が混じっていないか、どこの家の飼い猫なのかも調べておきます。

 

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③ご近所への事前のお知らせ

活動についての「事前説明」を行うことが重要です。

簡単なチラシを作って、広報していくと説明しやすいと思います。 

【広報が必要な理由】

・活動を理解してもらうため

後のトラブル防止のため

・協力者を募集するため

・飼い猫を間違えて手術してしまわないため

・飼い猫は室内飼いにしてもらうため

ご近所の飼い猫のデータもとっておくと役立ちます。

 

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④手術の実施

飼い主不明の猫が未手術であれば、餌やりさん・ご近所の方と協力しあって手術を実行します。くどいようですが、飼い猫でないかどうかを、きちんと確認してください。

ご近所の飼い猫が未手術の場合は、

 飼い主さんに手術するようお願いしてください)

 *協力病院や猫の捕まえ方については、

 個別で相談に応じています。

 ふなねこまでご連絡ください。

⑤ご近所に報告

ご近所に報告するときも、グループ名をつけると活動しやすくなります。

(例:●●地域にゃんこの会など)

 

活動グループの作り方

     ⇒地域ねこ活動のすすめ方 6:活動グループ○○の会を作る 

*餌やりさんと二人からのスタートで充分です。

*もちろん一人からでもOK!家族を巻き込んでもOK!仲間を募りましょう。

   

1匹でも手術が終わったら、(途中経過報告でもいいし、終わってからの報告でもOK)

ご近所に活動している旨を伝えるチラシを作成し配布しましょう。

仲間を増やすためにも、ご近所さんや町会(もしくは班)に活動の報告大切です。

 

    ⇒地域ねこ活動の進め方 7:ご近所への(中間)報告

⑥糞尿の始末

チラシを配布しながらご近所回りしているうちに、たくさんの情報が入ってきます。

糞尿の被害がある場所には、トイレの設置をお願いし、毎日回収していきましょう。 

    

*トイレの設置案はこちらをクリック

    ⇒すみだ地域ねこの会「全国のトイレ」

    ⇒地域ねこ活動の進め方 5:トイレの設置・糞尿の始末

 

*この場合の餌やりは当番制にしてもいいですし、

 元の餌やりさんにお任せしても良いでしょう。

 しかし、元の餌やりさんに餌やりをお任せする場合は、場所や時間を決め、

 後の片付けは徹底してもらいましょう。

(ここが崩れると、住民の皆さんの活動に対する信頼が揺らぎます)