地域ねこ活動のすすめ方 ④手術済みの印、V字カットは何故必要?
手術済みの印として、片耳にV字のカットを 獣医さんに入れてもらいます。
何故耳へのV字カットが必要なのでしょうか?
●くどいようですが~…捕獲の前に、ご近所にお知らせしてください。
まず手術に入る前に、ご近所へのTNR(捕獲・手術・元に戻す)のお知らせが必要です。
間違えて飼い猫を捕獲してしまわないためにも、隠れてTNRせず、ご近所に広報することが大切です。
飼い猫に勝手に手術をし、V字カットを入れてしまうのを避けるためにも広報が必要なのです。
●V字カットは何故必要か
TNRが済んだ後は、「耳にV字のカットが入った猫は、手術が済んでいます」とご近所に広報しましょう。
手術が済んでいることを知った人々は、「猫はこれ以上増えない」と安心することができます。
広報もせず隠れてTNRし、V字カットしてしまうと・・・
・何も知らないご近所さんが、V字カットを猫への虐待と勘違いするかもしれません。
手術済みの印としてV字カットをしないと・・・
・活動を知らない他の餌やりさんが、猫を再度捕獲し、手術しようとしてしまうかもしれません。
・麻酔をかけてみないと手術済みかどうか、獣医さんもわからないことが多いため、
最悪、開腹するまで手術済みと気がつかない場合もあります。
・麻酔だけでも猫の体に大きな負担をかけます。(麻酔で亡くなる猫も居ます)
・何度も猫をつらい目に合わせないためにも、ご近所への広報は必須です。
●V字カットは手術の麻酔がかかっている時に行います。
●ふなねこでは、遠目で雌雄を判別するためにも、オス=右耳、メス=左耳で統一しています。
●手術済みの証として、「首輪はどうか」という質問をいただくことがありますが、首輪を木などにひっかけて、首つり状態になることもありますので、首輪はやめてください。